「専門工事企業の施工能力等の見える化評価制度」とは?
大工・鉄筋・鳶など専門工事企業の能力を評価をするために、国土交通省が2021年から始めた制度。
企業評価を公表して誰にでも見える化することで、高齢化する建設業界に若年層の入職を増やすことを目的としている。
職種別に評価基準を決め、各分野の団体が企業からの申請をもとに4段階評価するもので、
建設キャリアアップシステム(CCUS)に登録された事業者・技能者情報をベースとしている。
2021年3月時点で評価団体は以下の通り。
1)鉄筋
▶全国鉄筋工事業協会
2)切断穿孔
▶ダイヤモンド工事業協同組合
3)基礎杭
▶全国基礎工事業団体連合会、日本基礎建設協会
4)とび・土工
▶日本建設躯体工事業団体連合会
5)建築大工・工務店
▶全国建設労働組合総連合
▶JBN・全国工務店協会
▶全国住宅産業地域活性化協議会
6)機械土工
▶日本機械土工協会
評価項目は以下の2種類ある。
▶建設業許可や社保の有無、資本金、完成工事高、職人数などの「共通項目」
▶表彰、正規従業員数、建設機械の保有台数、教育訓練実施、完成住宅棟数など、職種ごとに違う「選択項目」
評価結果は4段階(☆~☆☆☆☆)で表示され、団体や国交省のホームページで公表し、評価ロゴマークを名刺やヘルメットなどに使用して第三者にアピールすることもできる。
(専門工事企業の施工能力等の見える化評価制度について・国土交通省)
https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/totikensangyo_const_tk2_000130.html
(専門工事企業の施工能力の見える化等に関する検討会)
https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/totikensangyo_const_tk2_000112.html