ゼネコンとは?
ゼネコン(ぜねこん)
「General Contractor」ゼネラル コントラクターの略です。
「General」ゼネラル は「総合的」
「Contractor」コントラクター は「請負人」
といった意味合いになるので、
そのまま和訳すれば「総合的な請負人」となります。
建設業は、
例えばマンションを一棟建てる場合でも
いろんな工事があります。
・鉄筋を組み立てる鉄筋工事
・柱や壁・梁を作るコンクリート工事
・壁紙などを貼る内装工事
・モルタルなどを塗る外壁工事
・照明やコンセントなどの電気工事
・風呂やトイレ・洗面などの設備工事
・水道や排水菅などの上下水道工事
・庭を作る造園工事 など
さまざまな種類の工事によって建物が建つのですが、
建設業は工事の専門化が進んでいるので、
それぞれの工事を別々の会社が行っています。
電気工事なら電気屋、内装工事なら内装屋です。
マンションやビルの場合、工事の種類が多いので
専門工事会社が20社、30社にもなります。
マンションを注文する者にとって、
工事の種類ごとに数十もの会社に別々に注文(契約)するのは
手間も時間もかかります。
そこで、
建物を建てる全ての専門工事を一手に引き受けるのがゼネコンです。
さまざまな工事を「総合的」にすべてゼネコン1社で「請け負う」のです。
実際には、
ゼネコン自体に職人はいないので、
それぞれの専門工事会社を下請として使うことになります。
いろんな工事を「総合的に請け負う人」、
それがゼネコンです。