#016 来年4月施行、施工管理検定の詳細出る!

カテゴリ
建設企業向けメールマガジン 
タグ

株式会社ライズ

B!
2023年2月10日(金)配信


来年の2024年4月1日から施行される
「施工管理技術検定」改正内容の詳細が出ました。


高卒・大卒など学歴や指定学科の有無などで複雑かつ差別的と
言われた施工管理技士の受検資格が大幅に変ります。


業界新聞等でも記事として取り上げられ、
受検資格が今後どうなるのか表にまとめれていましたが、
正直ややこしくて分かりにくいので、当社でフロー図にしてみました。


【2024年4月1日~制度改正】
1級施工管理技士・2級施工管理技士に実務経験は何年必要?
https://www.rise-jms.jp/media/working_constructionindustry/a1001


一番大きな改正ポイントはやはり、
1級技士補(1次)が19歳以上、経験無しで受検できる事でしょう。
これまで2級技士補(1次)が17歳以上の経験無しで受検できましたが、
今後は実務経験のない者の大半が1級技士補の受検に向かう可能性が
高くなってくると思います。


また、従来の受検要件については2028年度まで経過措置を設けたり、
指定学科の卒業者を対象に1次検定の一部を免除する制度は
2029年度以降にするなど、この資料通りになるのはまだ先でしょうが、
まあとにかく、今までに比べれば、ビックリするくらいスッキリしています。


最上位の1級施工管理技士受検の最短コースは、
1級技士補合格後の「c.監理技術者補佐として実務経験1年」ですが
”監理技術者補佐”自体の要件に実務経験年数がありますから、
実際は実務経験1年だけで1級施工管理技士受検はできません。


この場合、現実的には3年ほどかかるでしょうから、
「b.特定実務経験1年を含む実務経験3年」とそんなに変らないはずです。


2級施工管理技士受検の最短コースは、
1級技士補合格後の「f.実務経験1年」ですが、
こちらは正にこの通り1年だけの実務経験で2級施工管理技士の受検が
可能になります。


これまでに比べれば大きな変更と言えますが、
超人手不足の建設業には、更なる緩和が必要ではないでしょうか。


建設企業向け ✉️ メールマガジンは、
建設の時事ネタを中心にニッチな情報をお届けしています。

以下フォームよりお申し込みいただければ、
ほぼ隔週で最新のメールマガジンをお送りします。

▶ https://www.rise-jms.jp/mailmagazine_form.html

関連記事

#066 職人の退職金1000万になります。

2025年3月18日(火)配信建設業の職人は、「現場で肉体労働をする割に待遇が良くないので若者に敬遠されがち」と言われてきました。若者の入職が少ないから高齢化と超人手不足がどんどん進んでしまう、国や業...

建設技能者(職人)への支払い賃金・労働時間把握のイメージ/国土交通省

#065 月45時間は無理です!by群馬

2025年3月4日(火)配信群馬県建設業協会が2月、会員企業に行った「時間外労働のあり方および賃上げに関するアンケート」の結果を公表し協会として提言を行ってます。まあ今はどこもそうでしょうが、アンケー...

#064 「多重下請け構造」どうして生まれた?

2025年2月18日(火)配信建設業は、未だ「多重下請け構造」だと言われますが、それは一体どうやって生まれたのでしょうか?なぜ多重下請け構造になったのでしょうか?今回は、この2月に発行されたばかりの書...

日本のマンションは全体の15%にあたる103万戸が旧耐震基準

日本のマンションは2030年には半数以上が築30年超に